たかはし中華そば店
県外にいた頃からラーメンが好きで首都圏へもよくラーメン旅行したりしていたのですが、顔馴染みになった店で故郷が青森だと話すと流行りに敏感そうな若い店主たちがよく「たかはし中華そば店」の名を口にしたが、当時は知らなかった。 弘前のラーメンといえば父とよく行った下町の珍萬や城南の山忠くらいしか出てこない。
それから帰省する度に何回かアタックしたのだが、なかなかタイミングが合わず初めて訪問できたのがこっちの会社に転職が決まってから。面接の帰りの日スーツ姿で麺を啜った。
食べログやラーメンデータベースに書かれているように当時は本当に駐車場まで煮干し臭が充満していて度肝を抜かれました。(現在は煮干しをケチっているのか外まで匂いはしない)
せっかくなのでシステムとか詳しく書きます。
・先ず券売機で食券を購入します。席が空いていればすぐ案内されますが、待ちが発生している場合最後尾に並びます。
・食券を渡す際、家系のようなコール(味の濃さ、麺の硬さ、油の量)が可能で地元民的には「アブカタ」(油多め麺硬め)が通らしいが、個人的にはそのままが1番美味いです。
トッピングメニューはないのですが、ネギを50円単位で増量できます。
中華そば750円
茶灰色の迫力のあるスープは煮干しが全面に押し出されそれを豚骨、鶏ガラが下支えする。普通なら嫌煙される酸味や苦味をも取り込んだ食い手を選ぶラーメンです。麺も非常に個性的なボソボソとした無かん水の麺でこの麺あってこそのスープといった感じです。
後々知ったのですが、首都圏で濃厚煮干し旋風を巻き起こした茨城県牛久市にある中華そばイチカワが、たかはし中華そば店を目指してラーメンを作ったと公言していました。
まさに濃厚煮干しラーメン界ののパイオニアとも呼べるすごい店なんですね。